マイクロソフト、クラウドでコンテナサービスを実現する「Azure Container Service Engine」をオープンソースとして公開
Microsoft Azureには、Dockerコンテナをホストし、オーケストレーションツールを用いて展開することで容易にコンテナアプリケーションの運用と管理を実現してくれるコンテナ運用に最適化されたサービス「Azure Container Service」があります。
マイクロソフトは、クラウド上でこのAzure Container Serviceを実現しているソフトウェア「Azure Container Service Engine」をオープンソースで公開すると発表しました。
Azure Container Serviceの最新バージョンでは、コンテナのオーケストレーション機能としてKubernetesに対応。これはKubernetes 1.4がMicrosoft Azureのネットワーク機能などに対応したためです。
これでAzure Container Serviceは従来から対応してきたDC/OS、Docker Swarmに加えKubernetesの3つをオーケストレーション機能の選択肢として提供できるようになりました。
オープンソース化されたAzure Container Service Engineもこの3つのオーケストレーション機能を利用できるようになっています。
またマイクロソフトはAzure Container Serviceの新機能として、Docker HubのようにDockerイメージを保管、呼び出しできるプライベートレジストリ機能を実現するAzure Container Registry機能をプレビュー公開しています。
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