マイクロソフト、クラウドの利用状況を解析して最適な構成をアドバイスしてくれる「Azure Advisor」パブリックプレビュー公開
マイクロソフトは、Microsoft Azureの利用状況をユーザーごとに分析し、そのユーザーに最適な構成や潜在的な問題などをアドバイスしてくれる「Azure Advisor」をパブリックプレビューで公開したことを発表しました。
Azure Advisorはユーザーの利用状況を基に、高可用性(High Availability)、セキュリティ、性能(Performance)、費用(Cost)の4つの面でアドバイスをしてくれます。
高可用性については、ベストプラクティスに基づいてより可用性の高い構成方法、例えばアベイラビリティセットの利用などを推奨し、セキュリティは既存のAzure Security Centerと統合され、セキュリティ関連の推奨構成をアドバイスしてくれます。
パフォーマンスについては、Redis、SQLデータベース、Webアプリケーションなどに対して推奨される設定や構成などを、コストについてはより費用の安い構成や設定、例えば、利用率の低い仮想マシンを指摘するなどのアドバイスをしてくれます。
Azure Adovisorはアドバイスだけでなく、そのアドバイスに沿った設定についてもガイドしてくれるとのこと。
Azure Advisor not only provides suggested actions for each recommendation but also provides step by step guidance and walks you through implementing the fixes. Azure Advisor also provides inline actions – a convenient way to click through and implement recommendations without leaving the Azure Advisor portal.
Azure Advisorは推奨される操作を提案するだけでなく、手順のガイダンスおよび修正のやり方まで教えてくれる。Azure Advisorはひとつひとつの操作を提供すること ― クリックするだけの簡単な方法と、Azure Advisorポータルから抜けることなく推奨を実装する手段まで提供してくれるのだ。
(「Announcing the public preview of Azure Advisor」から)
Azure AdvisorはAzure Portalからすでに使えるようになっています。
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