ソフトバンクがARMを買収、約3兆円。CNBCやWSJなど主要紙が伝える
ソフトバンクがARM Holdingsを買収することで合意したと、相次いで速報が流れています。日本時間の7月18日(午前11時)、米国も欧州もまだ7月17日日曜日の夜か18日月曜日の早朝です。
(7月18日19時16分追記:日本時間7月18日18時から、ソフトバンクが記者発表で正式に発表しました。「 [速報]ソフトバンク、ARM買収を正式発表。孫氏「次の大きなパラダイムとしてIoTが来ている」。ARMの独立性は維持」)
CNBCがツイートで速報。報道によると買収額は320億ドル(1ドル105円で約3兆3600億円)。
BREAKING: SoftBank agrees to acquire semiconductor giant ARM Holdings for more than $32B - FT
— CNBC Now (@CNBCnow) 2016年7月18日
(corrects price)
ウォールストリートジャーナルも速報を出しています。
フィナンシャルタイムズ、ニューヨークタイムズなども買収の方向と報じています。
- SoftBank poised to take UK’s Arm for £23.4bn - FT.com
- SoftBank Group Nears Deal to Buy ARM Holdings - The New York Times
- SoftBank to acquire Arm Holdings for £23.4bn: Report | ZDNet
ARMは英国に本社を置く、主にモバイルデバイス向けのプロセッサの開発をする企業。自社で工場を持たず、知的財産をライセンス提供しています。
同社が提供するARMアーキテクチャのプロセッサは、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンやタブレットをはじめ、さまざまな組み込みデバイスで高いシェアを持っています。
ソフトバンクによる同社の買収は、今後さらに発展するスマートデバイス分野での影響力を狙ったものと考えられます。また、いまは英国によるEU離脱の動きに関連してポンド安になっており、もしかしたらソフトバンクはこのタイミングを狙って動いたのかもしれません。
関連記事
あわせて読みたい
[速報]ソフトバンク、ARM買収を正式発表。孫氏「次の大きなパラダイムとしてIoTが来ている」。ARMの独立性は維持
≪前の記事
マイクロソフト、Windows 10を月額7ドルで提供すると発表。Officeに続きWindowsもパッケージビジネスから一歩脱却。企業向け新サブスクリプション