Ansible、シスコやArista、Juniperなどのネットワーク機器に対応。ネットワークも含めた構成自動化が可能に
Red Hatは、同社のシステム構成自動化ツール「Ansible」にネットワーク構成機能が追加されたことを発表しました。
Ansibleはエージェント不要でサーバを構成できるのが最大の特長です。昨年10月にRed Hatが買収し、先月にはメジャーバージョンアップとなる「Ansibe 2.0」が発表されたばかり。
Ansible 2.0では、構文の強化によってより高度な処理を記述しやすくし、実行速度を高速化するオプションなどが追加されました。
今回の機能拡張では、サーバだけでなく複数のベンダのネットワーク機器に対してもAnsibleから統一的に構成を行えるようになり、システム構成についてソフトウェアとネットワークを統合的に自動化できるようになりました。
現時点でAnsibleがサポートするネットワーク機器は以下となっています。
- Arista Networks : Arista EOS
- Cisco Systems : Cisco Application Centric Infrastructure (ACI); Cisco IOS-XE®; Cisco IOS-XR®; and Cisco NX-OS
- Cumulus Networks : Cumulus Linux
- OpenSwitch.net : OpenSwitch
- Juniper Networks : Junos OS
Ansibleのようなメジャーなツールがサーバに加えてネットワーク機器をサポートしたことは、サーバ管理者とネットワーク管理者の仕事の仕方に多少なりとも影響を与えていくかもしれません。
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