Ansible 2.1が登場。Docker Compose対応、Windows対応強化、40機種以上のネットワーク機器対応が正式版に
Red Hatはシステム構成自動化ツールの最新バージョン「Ansible 2.1」を発表しました。
Ansibleは昨年10月にRed Hatが買収、今年の1月にはメジャーバージョンアップとなる「Ansible 2.0」がリリースされ、2月にはサーバのソフトウェア構成だけでなくネットワーク機器に対する構成の自動化機能も発表されていました。
今回のAnsible 2.1では、WindowsおよびMicrosoft Azure対応の強化、Docker Compose対応、そして40種類以上のネットワーク機器に対する正式対応などが行われました。
Windows対応では、Windows file sharing、Windows Firewallへの対応、Kerberosによる認証対応、システムの再起動にも対応。Microsoft Azure対応では、Resource Manager機能に対応しました。
Docker対応では、既存のDockerモジュールが一新され、コンテナのクラスタをデプロイする機能を提供するDocker Composerに対応、コンテナライフサイクルを管理するdocker_containerモジュール、Dockerイメージのビルドやプッシュ、プル、タグ付などを行うdocker_imageモジュールなどが含まれています。
2月に発表されたネットワーク機器への対応も正式版となりました。アリスタネットワークス EOS、シスコシステムズ IOS、IOS-XR、NXOS、Cumulus Networks、ジュニパーネットワークス Junos OS、OpenSwitchなど40種以上に対応することが発表されています。
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