セールスフォース・ドットコム、国内2番目のデータセンターを関西地区に開設へ。NECと契約
セールスフォース・ドットコムは、国内で2番目となるデータセンターを関西地区に開設するにあたり、NECと契約を締結したと発表しました。
セールスフォース・ドットコムは2010年10月に、同社にとって日本国内で最初のデータセンターとなる東京データセンターの開設を発表。同データセンターは2011年12月に稼働を開始し、米国とシンガポールのデータセンターを利用していた約5000社の国内顧客が東京データセンターへ移行しました。
この東京データセンターは、神奈川県内にあるNTTコミュニケーションズのデータセンターを利用したものでしたが、関西地区に設置される2番目のデータセンターではNECがパートナーとなり、「太陽光エネルギーや、外気、そして独自の冷却技術(相変化冷却ユニット)を活用した、高効率で、安全・安心なデータセンターを提供します」(プレスリリースから)と発表されています。
セールスフォース・ドットコムが国内に2番目のデータセンターを開設する計画は、2014年12月に都内で開催されたイベント「Salesforce World Tour Tokyo」で初めて明かされました。
このとき代表取締役会長兼CEOの小出伸一氏は「国内に2番目のデータセンターを開設することで、お客様にバックアップデータをすべて国内に持つことができるという、ジャパンバックアップオプションを提供できるようになる」と発言、今回の発表でも「国内のお客様にすべてのデータを国内に格納する選択肢を提供します」と、プライマリ、バックアップのいずれも国内のデータセンターでまかなえるようになることを強調しています。
国内2番目のデータセンターの稼働開始予定についてはまだ発表されていません。
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