2017年にはOpenStack採用が本格化、国内のクラウド基盤ソフトウェア市場は40%以上の成長予測。IDC Japan
調査会社のIDC Japanは、2015年の国内クラウドインフラストラクチャソフトウェア市場規模の実績と、同市場の2020年までの予測を発表しました。
まず2015年の国内のクラウドインフラストラクチャソフトウェア市場の規模は217億9600万円。前年日で47%の増加でした。特にプライベートクラウド向けは市場全体の68.5%を占め、成長率も50.%と高い成長を示したとのころです。
2016年の国内のクラウドインフラストラクチャソフトウェア市場規模は306億5400万円になると予測され、成長率は40.6%。2015年から2020年の年間平均成長率は31.6%で、2020年の市場規模は2015年の約4倍となる862億円。
プライベートクラウドの成長率が高い理由としては、企業のプライベートクラウドはインフラの構築から運用管理のフェーズに移っており、運用プロセスの効率化や自動化、ITサービス管理のためのクラウドシステム管理ソフトウェアへの投資が増加したと分析されています。
また、パブリッククラウド、プライベートクラウドの双方において、オープンソースのクラウドインフラストラクチャソフトウェアのOpenStackを採用したクラウド基盤の構築が2017年頃から本格化し、OpenStackディストリビューションや機能拡張を図るためのソフトウェアの売上も市場成長に寄与するとも予測されています。
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