EMCがオールフラッシュの「XtremIO」をバージョンアップ。スケールアウト構成で最大320テラバイトも。EMC World Las Vegas 2015
EMCは米ラスベガスで5月4日から4日間開催したイベント「EMC World Las Vegas 2015」で、同社はオールフラッシュストレージの「XtremIO」をハードウェア、ソフトウェア両面での強化を発表しました。
XtremIOはオールフラッシュストレージの高速性に加え、2UのコンポーネントであるX-Brickを追加していくことで容量と性能を拡張できるスケールアウトアーキテクチャを採用している点が特長。
今回、単体で従来の2倍にあたる40テラバイトの容量を持つX-Brickを発表。現時点で最大8つのX-BrickをInfiniBandで接続し、320テラバイトの物理容量まで拡張可能になっています。
さらにXtremIOのソフトウェアもバージョン4.0となり、デデュープや圧縮、スナップショットなどの機能に加え、データセンタースケールでのXtremIOの他の筐体へのレプリケーションやリカバリポイント設定の機能などがフラッシュアレイの性能そのままで実現。アプリケーションのダウンタイムなしでのデータの自動リバランシング機能、VMware、Oracle、SQL Server、Exchange Serverなどと統合されたデータマネジメント機能などを備えています。
EMC Worldの基調講演では、舞台中央にスモークと共に登場したXtremIOをダイナマイトで爆破して丸ごと破壊したとしても、自動的にほかの筐体へフェイルオーバーすることでアプリケーションが問題なく稼働し続ける様子をデモンストレーションで紹介しています。
EMC World Las Vegas 2015
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