インテル、マイクロサーバ向け「Xeon D」シリーズ発表。Broadwellコア、14nmプロセス、10GbE搭載のSoC
米インテルはマイクロサーバやストレージ、ネットワーク機器向けプロセッサの最新版「Xeon D」シリーズを発表しました。
Xeon DシリーズはAtom Cシリーズの後継で、低消費電力および複数の機能をチップ上に搭載したSoC(System on Chip)などが特長。コアが最新のBroadwellアーキテクチャとなり、14nmプロセスで製造されます。
「Xeon D-1540」は2GHz、8コア、最大128GBメモリ。「Xeon D-1520」は2.2GHz、4コアで最大128GBメモリ。10GbEを2つ、PCIe, USB, SATAなどのI/Oもチップ上に統合しています。これによって電力効率が高くシンプルなサーバの構築が可能。
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今回出荷されたプロセッサの用途としてはWebホスティング、メモリキャッシュ用のサーバなど。すでに50社以上がXeon Dを採用したマイクロサーバをデザインしているとのこと。
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今後、SANやNASなどのストレージやエッジルータ、ワイヤレスベースステーションなど、さまざまなサーバ機器に最適化したシステムをチップ上に統合したXeon Dシリーズも登場してくることが明らかにされています。