国内x86サーバ市場、NECが首位を守り、富士通、HPが追いかける。最もシェアを伸ばしたのはODM。IDC Japan
調査会社のIDC Japanは、2014年の国内x86サーバー市場競合分析結果を発表しました。
2014年の国内x86サーバー市場は出荷額シェア、出荷台数シェア共にNECが1位。2位は富士通、3位は日本ヒューレット・パッカードでした。
2013年と比較すると上位3社がいずれもややシェアを伸ばす一方、4位以下のデル、日立、IBMはシェアを落とし、上位と下位の差が開いています。一方で、ODMベンダとの直接取引はシェアが継続的に増加中です。
またIDC Japanはフォームファクタ別のシェア分析について次のように説明しています。
1ソケットのタワー型サーバーの出荷台数シェアはNECが1位を占めていますが、2ソケットのラックマウント型サーバーとブレードサーバーではHPが1位となりました。また、高密度型サーバーのカテゴリーでは、ODM Directの出荷台数が全体の半数以上を占めるなど製品カテゴリーによってベンダーランキングが異なっています。
x86サーバー市場は停滞が見込まれています。IDC Japanはベンダごとに自社の得意分野を見極め、どの製品カテゴリーに注力するか戦略を練ることが重要であるとしています。
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