Western DigitalがSanDiskを買収、HDD大手とSSD大手が統合へ。SanDiskと東芝との合弁は継続
Western DigitalとSanDiskは、Western DigitalがSanDiskを買収することで最終的に合意したと発表しました。
Western Digitalは2011年に日立グローバルストレージテクノロジーズを買収するなど、ハードディスクドライブ市場における大手企業です。一方でSanDiskはフラッシュメモリ製品大手で、昨年フラッシュストレージベンダのFusion-ioを買収しています。
HDDとSSDというストレージで異なる得意分野を持つ両社の組み合わせは、非常に良い補完関係にあると見られます。Western Digitalのプレスリリースでもそのことについて次のように示されています。
Western Digital and SanDisk's complementary product lines, including hard disk drives ("HDDs"), solid-state drives ("SSDs"), cloud datacenter storage solutions and flash storage solutions, will provide the foundation for a broader set of products and technologies from consumer to datacenter.
Western DigitalとSanDiskのHDDおよびSSD、クラウドデータセンターストレージ向けソリューション、フラッシュストレージソリューションなどの相互補完的な製品ラインは、コンシューマからデータセンターまで幅広い製品群を提供する基盤となるだろう
また、SanDiskと東芝との合弁事業については引き続き継続することがプレスリリースで示されています。
先日、ストレージ大手のEMCがデルに8兆円で買収されたばかりです。今回のWestern DigitalによるSanDiskの買収金額は約2兆2800億円。ストレージの分野は大型買収劇が続きました。
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