Webブラウザでワープロや表計算が使えるオープンソースの「LibreOffice Online」、開発者向けディストリビューションが公開。ownCloudもバンドル
ワードプロセッサやスプレッドシート、プレゼンテーションツールなどのOfficeスイートをオープンソースで開発しているプロジェクトの1つに「LibreOffice」があります。
そのLibreOfficeを基に、Google DocsやOffice Onlineのように、Webブラウザから利用可能なOfficeスイートとしたのが現在開発中の「LibreOffice Online」です。LibreOffice Onlineは、主にサーバ側はPHP、クライアント側はJavaScriptで構成されています。
LibreOffice OnlineはCollabora社が中心になって開発しています。同社はそのLibreOffice Onlineのデベロッパー向けディストリビューション「Collabora Online Development Edition」(CODE)を12月15日付で公開しました。
同社はDropBoxやOneDriveのようにデバイスとサーバでファイル同期を実現するオープンソースの「ownCloud」とも提携。CODEにはOwnCloud Serverもバンドルされています。
CODEはVirtualBoxの仮想マシンファイルとしてダウンロード可能になっており、すぐに試用可能です。
下記は、CODEのWebサイトで公開されている、WebブラウザからCODEのワードプロセッサや表計算機能の画面。
CollaboraとownCloudは、このLibreOffice OnlineとownCloudをベースにした商用ソフトウェアのソリューションを2016年に提供予定とのことです。
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