VMware vCloud Airの技術を用いた災害復旧サービスを「ニフティクラウド」が提供
ニフティは同社が提供するクラウドサービス「ニフティクラウド」で、ディザスタリカバリに特化したクラウドサービス「ニフティクラウド DRサービス with VMware vCloud Air Technology」(以下ニフティクラウドDRサービス)を5月中旬から提供すると発表しました。
ニフティクラウドDRサービスは、オンプレミスで稼働しているVMware vSphere上の仮想マシンをニフティクラウドに定期的にレプリケーションし、万が一障害が発生した場合でも直前まで稼働していた仮想マシンのイメージをクラウドに保存できるというもの。レプリケーションの間隔は15分から24時間で設定できます。
VMware vSphere で仮想化されている環境であれば、数クリックで簡単に設定できるのがニフティクラウドDRサービスの特長です。
オンプレミス側が障害や災害から復旧した後に、クラウドからイメージを戻す(フェイルバック)することで、すぐにシステムを再稼働できるようになります。
この機能は、VMwareが提供するクラウド「vCloud Air」で提供しているディザスタリカバリサービスと同じもの。ニフティクラウドはVMwareの技術をクラウド基盤に用いていることが知られています。ただし、ニフティクラウドはvCloud Airよりも以前から存在しています。内部的にはおそらくvCloud Airとはアーキテクチャが異なっているため、正式なサービス名称としてvCloud Airのテクノロジーによるサービス「ニフティクラウド DRサービス with VMware vCloud Air Technology」、という少し複雑なものになったのだと考えられます。
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