[速報]セールスフォース・ドットコム、UIを一新した「Lightning Experience」発表
米セールスフォース・ドットコムは8月25日(日本時間8月26日朝)、ユーザーインターフェイスを一新した「Lightning Experience」を発表しました。
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Lightning Experienceは、同社のCRMサービスの新しいユーザーインターフェイスで、2013年に発表されたSalesforce1プラットフォーム上に構築されたもの。
同社は昨年、このSalesforce1プラットフォーム上でモバイルアプリケーションをコンポーネントベースのUIで構築できる「Salesforce1 Lightning」を発表しています。
今回発表されたLightning Experienceは、それをデスクトップのWebブラウザにまで拡張したプラットフォームとし、CRMサービスの上に新しいユーザーインターフェイスを実装したものです。
下記は既存のユーザーインターフェイス。
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そして下記が新しくなった「Lightning Experience」。全体がグラフィカルになり、左側にはモバイルアプリケーションでおなじみのメニューアイコン、中央上には検索バーなど。
既存のユーザーインターフェイスと同様に、カスタマイズも自由に可能。
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営業部門全体のパイプライン画面なども一新。見込み顧客がどの段階にあり、段階ごとの予想売り上げ合計などもビジュアルに表示。顧客の段階はドラッグ&ドロップで入れ替え可能で、リアルタイムに数字も変化。
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Lightning Experienceのユーザーインターフェイスをデザインするためのツールも同時に発表されました。
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ユーザーインターフェイスはコンポーネントベースになっており、ドラッグ&ドロップなどでコンポーネントの種類、位置、サイズなどを細かくデザインできるようになっています。
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デザインはモバイルデバイスから参照した場合にも反映されています。
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Lightningによってセールスフォース・ドットコムは刷新される、と説明されています。今後はLightningが同社の新しいユーザーインターフェイスの基盤になり、あらゆるユーザーインターフェイスでLightning化されていくことでしょう。
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同社は来月中旬にサンフランシスコで大規模な年次イベント「Dreamforce」を開催予定です。そこではこのLightning Experienceに関連したさらなる発表も行われるとみられます。
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