ブロケード、SDNコントローラ「Vyatta Controller」を無償公開。SDNアプリケーション開発用の「Vyatta Controller Developer Edition」も発表
米ブロケードは、オープンソースとして開発されているOpenDaylightプロジェクトの成果物であるSDNコントローラ「Helium」をベースにしたSDNコントローラ「Vyatta Controller」の無料公開と、1年間の無償ライセンス提供を開始したと発表しました。
Vyatta Controllerの無償ライセンスでは、非本番環境での5つ以下のネットワークノードの管理機能が可能で、60日間の24時間テクニカルアシスタンスセンターへの連絡が含まれています。
Vyatta ControllerはOpenFlow 1.0/1.3とNetconfによる管理が可能で、GUIの操作でネットワークエレメントやネットワークフローを設定できます。ブロケードはVyatta Controllerをマルチベダ対応としていく方針であると昨年10月に表明しており、ブロケードの機器以外で対応する機器などについてはリストを公開していく方針と説明しています。
Vyatta Controller Developer Edition発表
ブロケードは合わせて、「Vyatta Controller Developer Edition」も発表しました。デベロッパーがSDNアプリケーションを迅速に開発できるように、テンプレート、ライブラリ、テスト環境といった要素が揃っています。また、Vyatta ControllerはOpenDaylightプロジェクトのHeliumのディストリビューションの1つであるため、この上で開発したSDNアプリケーションは他のHeliumベースのSDNコントローラでもそのまま動作することになります。
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