SAPのマクダーモットCEO、左目失明の事故を乗り越えて来月、現場復帰へ
業務アプリケーション大手の欧SAPでCEOをつとめるビル・マクダーモット(Bill McDermott)氏は、7月に不慮の事故で左目を失明、治療を行っていましたが、来月から現場に復帰する見通しであることが分かりました。
マクダーモット氏は7月に父親の誕生日を祝うため親族の家に滞在していたところ、水の入ったコップを持ったまま転倒し、割れた破片で左目を大きく傷つけました。
手術などによる治療を行いましたが、残念ながら左目は失明。この事故以来マクダーモット氏は現場を離れており、SAPはマクダーモット氏の後任を探しているとの一部報道もありました。しかし、来月にも現場復帰するとの報道が先週から海外で報じられていました。
- SAP chief to return to Germany HQ after losing eye | German News | Expatica Germany
- SAP CEO recovering after losing eye in accident - Business Insider
- SAP CEO Bill McDermott in recovery after eye accident - Fortune
欧SAPもマクダーモット氏の事故と復帰について、次のような声明を発表しました。
In July, SAP informed employees that CEO Bill McDermott sustained an injury at a relative’s house. Unfortunately, we have recently learned that as a result of the injury, Bill lost his left eye. However, during this time, his ability to lead SAP was never affected. Bill is expected in Germany next month where he will meet customers and employees. We wish him a speedy recovery
7月、SAPは従業員に、ビル・マクダーモット CEOが親族の家で不慮の事故にあったことを知らせた。事故の結果、残念なことにビルは左目を失明することが最近判明。しかしそのような困難な時期であっても彼のSAP指導者としての能力に何の変わりもない。ビルは来月、ドイツにおいて顧客や従業員との面会を行う予定である。彼の早い回復を願っている。
マクダーモット氏は2010年にジム・スナーベとともにSAPの共同CEOに就任。昨年2014年5月に共同CEO体制は終了し、マクダーモット氏がCEOとなっていました。
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