「さくらのクラウド」が石狩リージョンに加えて東京リージョンを提供開始。リージョン間のブリッジ接続も可能に
さくらインターネットが提供するクラウドサービス「さくらのクラウド」の東京リージョンの提供開始が発表されました。
さくらのクラウドは2011年11月に、同社が北海道の石狩に開設した石狩データセンターを基盤にして開始されたサービスです。2013年10月には、石狩データセンター内でネットワーク、電源、サーバなどの基本設備を完全に分離した第二ゾーンが稼働を開始しています。
今回発表された「東京リージョン」は、さくらのクラウドにとって石狩データセンター以外から提供される最初のリージョンとなります。物理的に離れた地域からクラウドサービスを提供できるようになったのに加え、石狩のリージョンとはブリッジ接続が可能となっており、さくらのクラウドのネットワーク内でディザスタリカバリー対応のシステムを容易に構築できるようになっています。
東京リージョンでは、最小で1コア1GBメモリのサーバから、最大で20コア224GBメモリのサーバまで、性能に応じて94種類のラインアップを提供。
さくらのクラウドでは今後、ローカルディスクにSSDを搭載したサーバ、リージョンやゾーンを超えてトラフィックを分散させるグローバルサーバロードバランシング機能、パスワードに加えてスマートフォンのセキュリティコードを利用する2段階認証、ユーザーの権限を細かく設定できる機能などの追加も予定しているとのことです。
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