RESTful APIの記述標準化を目指す「Open API Initiative」をマイクロソフト、Google、IBMらが立ち上げ。Swaggerをベースに
10年以上前、XMLの登場に続いてXMLベースのAPIを記述する標準フォーマット「WSDL」が提唱されました。
WSDLにはAPIの仕様がマシンリーダブルな形で記述されており、APIを呼び出すためのプロトコルやデータフォーマットをあらかじめ知ることができます。WSDLを利用することで、APIをコールするためのコードを自動生成することが可能でした。
しかしXMLベースのAPIは期待されたほど普及せず、現在ではよりシンプルなRESTful APIが事実上の標準となっています。
そしてRESTful APIのためのWSDLとも言うべき、RESTful APIのインターフェイスを記述するための標準フォーマットを推進する団体「Open API Initiative」が、The Linux Foundationの協力のもとでマイクロソフト、Google、IBM、Intuit、PayPal、3Scale、Apigee、Capital One、Restlet、SmartBearらによって結成されました。
インターネット上では多くのサービスが登場し、それらを組み合わせることで、いままでにない新しいアプリケーションが作り出せる環境が整ってきました。APIの重要度は飛躍的に高まってきており、Open API InitiativeはAPIのオープンな相互運用性を促進すると同時に可能性を拡大するためのものと言えます。
Open API InitiativeがAPIの記述のために採用するのがオープンソースで開発されてきたAPIフレームワークの「Swagger」です。
SwaggerはJSON形式でAPIを記述するフォーマットを用意しており、また記述するためのツールなども提供しています。Swaggerは、すでにAmazon API GatewayなどのAPIツールで採用されています。
Open API InitiativeはSwaggerをベースに、より充実した標準にしていくと説明しています。
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