Nginx、HTTP/2に対応した「NGINX Open Source 1.9.5」をリリース
Nginx Inc.は、HTTP/2に対応した「NGINX Open Source 1.9.5」のリリースを発表しました。商用版のNginx Plusに続いてのHTTP/2サポートになります。
Nginxはオープンソースで開発されている軽量なWebサーバ。今回のHTTP/2サポートはこれまでサポートしていたSPDYに代わるもの。
先週、9月22日から3日間、サンフランシスコでNginxの年次イベントである「nginx.conf 2015」が開催されており、今回のHTTP/2対応はそれに合わせた形です。
また、このnginx.confでは、NginxにJavaScript仮想マシンを組み込み、Nginx内で動作する「nginScript」が発表されました。nginScriptはまだプレビューレベルで、将来のNginxで利用可能になる見通しです。
nginScriptを発表したブログ「Launching nginScript and Looking Ahead」では、次のように説明されています。
nginScript can be used for quick fixes, making NGINX configuration more convenient and operations more efficient. But, because it runs at the application delivery level, it will also enable you to refactor your applications for greater long-term stability, security, and scale.
ngingScriptは、ちょっとした修正に使え、NGINXのコンフィグレーションをさらに便利に、そして運用をより効果的にしてくれるでしょう。アプリケーションのデリバリレベルでも実行できるため、非常に長期的な安定性やセキュリティ、スケーラビリティのための(アプリケーションを)リファクタリングすることも可能になるでしょう。
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