MongoDB 3.0正式版がリリース。新ストレージエンジンWiredTiger導入で最大10倍の性能向上
オープンソースのドキュメント指向データベース「MongoDB 3.0」正式版がリリースされました。
MongoDB 3.0の最大の特長はストレージエンジンAPIが採用され、ストレージエンジンが入れ替え可能(プラガブル)になったことです。MongoDB 3.0からは新しいストレージエンジンWiredTigerが導入されました。
WiredTigerは従来のエンジンに比べて書き込み性能で7倍から10倍のスループット性能向上を実現。ドキュメントレベルでの並列性も実現しています。これによって大量書き込みの発生するモバイルアプリケーションやソーシャルアプリケーション、IoT(Internet of Things)などのバックエンドで従来以上に性能を発揮できるようになったとのこと。
またデータの圧縮機能を搭載したことにより、最大80%以上のデータ容量を削減できるようになりました。アプリケーションの要求にあわせて圧縮率と性能の適切なバランスをとるための圧縮アルゴリズムの選択も可能。
専用管理ツールのOps Managerが用意されたことで、デプロイやモニタリング、バックアップといった運用管理作業が劇的に(同社の主張では95%も)減少しています。
また最大50カ所の遠隔地へのレプリケーションができるようになり、可用性も大幅に向上可能です。
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