IBMがMongoDBのDBaaSベンダー「Compose」を買収。Bluemix強化へ
IBMは、データベースをクラウドサービスとして提供する、いわゆるDBaaSベンダーの「Compose」を買収したと発表しました。
Composeは2010年にMongoHQという社名で発足し、2014年にComposeへと社名変更しています。当初の社名の通りMongoDBをクラウドサービスで提供することで知られており、それ以外にもRedis、PostgreSQLなどのデータベースもサービスとして提供しています。
ComposeのサービスはIBMのPaaS型クラウドサービスのBluemixに統合され、デベロッパー向けのデータベースサービスとして提供されると説明されています。
IBMは2013年にMongoDBを開発している米10genと提携。MongoDBのデータ形式であるBSONの標準化に参画し、またDB2にもBSONに対応したNoSQL機能を組み込むなど、MongoDBに積極的な姿勢を見せていました。
またIBMは昨年、NoSQLの代表的なソフトウェアの1つであるCouchBaseのDBaaSを提供しているCloudantの買収も行っています。これもBluemixで提供しており、モバイルアプリケーションのバックエンドなどに向けて提供しています。
IBMは買収したサービスをBluemixに統合することで、Bluemixをより強力なプラットフォームへと前進させていく戦略をとっています。今後も同社による買収とBluemixへの統合は続くとみられます。
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