HTML/JavaScript/CSS対応のWebIDE「Orion 8.0」がリリース。ホバーツールでエラー表示などが強化
Eclipse Orion Projectがオープンソースで開発しているWebIDEの「Orion」の最新版、「Orion 8.0」がリリースされました。
OrionはWebブラウザから使えるエディタ、デバッガなどが統合されたツールで、HTML/JavaScript/CSSに対応。ファイルマネージャ、エディタ、Gitによるバージョン管理、デバッガ、プレビューなどの機能が含まれています。
エディタのキーバインディングには、viとEmacsが標準で用意されており、マウスとカーソルキーだけでなく使い慣れたエディタの操作でコードの編集が可能。タグを入力するときには下記画面のように補完機能も自動的に働きます。
JavaScriptのコードでは自動的にエラーや警告のある行にマークが付きます(上記の画面の赤丸の部分など)。
Orion 8.0ではホバー表示を行うホバーツール機能が搭載されました。JavaScriptのエラーの内容やCSSで記述された色、グラフィックなどをソースコード上で保バー表示します。
Orion 8.0ではクラスタリングのサポートによって可用性の向上も果たしました。同一ワークスペースに対して複数インスタンスを稼働させることで大きなトラフィックでも耐えられるようになっています。検索機能も強化され正規表現をサポート、グローバルサーチが可能になるとともに検索時間の短縮も計られています。
Orion 8.0はソフトウェアダウンロードして自分で実行できるほかに、OrionHubを利用してWebブラウザから利用することもできるようになっています。
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