HTML5で作られた表計算ウィジェット。ソート、フィルタリング、条件付き書式、セル結合、罫線、タッチ対応などExcelライクな「SpreadJS 9J」発表。グレープシティ
多くの業務アプリケーションがWebブラウザから利用可能になりつつある現在、開発者はこれまでアプリケーションで実現されてきたさまざまな機能をHTML、CSS、JavaScriptなどのWebテクノロジーで再構築する必要に迫られています。
データを表形式で分かりやすく見せる表計算機能もその1つです。グレープシティは、Webブラウザ上でExcelライクなユーザーインターフェイスを実現するHTML5スプレッドシートウィジェット「SPreadJS 9J」を発表しました。
Webブラウザ上で、まるでExcelのように表計算、数式や関数による計算、ソート、特定のデータだけに絞り込むフィルタリング、条件付き書式などが利用できるだけでなく、セル内でグラフを表示するスパークライン、IMEモード、タッチ対応といった高度な機能も備えています。
もちろんExcelのように行や列の幅の変更、セルの結合、罫線やフォントの設定、画像の貼り付けといった多彩な表現も可能。
これらの設定をプログラミング不要で行えるデザインツールが付属しており、ノンコーディングでデータを詳細に見せるような高度なアプリケーションのユーザーインターフェイスの開発が可能です。
もちろんプログラミングも可能で、AngularJSのディレクティブを備え、TypeScriptを試用した開発にも対応。
また製品に付属するExcelIOサービスを利用すると、Excelファイルのインポートやエクスポートが可能。
SpredJS 9Jの発売は2016年1月28日、1開発ライセンス12万円から。
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