日本HP、Xeonプロセッサを採用した無停止サーバ「HP Integrity NonStop X」発表
日本HPは、無停止サーバの新製品「HP Integrity NonStop X」を発表しました。
NonStopシリーズは無停止型コンピュータの代名詞とも言えるシリーズで、米HPが買収した(正確にはHPに買収されたコンパックが買収した)タンデムコンピューターズが開発したシリーズ。当初は独自プロセッサを用いていましたが、その後MIPSプロセッサへ移行。直前の製品ではItaniumプロセッサが用いられており、今回初めてXeonプロセッサが採用されました。
NonStopシリーズではこれまで、ServerNetと呼ばれるシステム間ネットワークでハードウェアの重要な部分を並列化し、さらに専用OSのNonStop OSや専用データベースNonStop SQLでプロセスも多重化することで、万が一システムの一部に障害が発生しても瞬時にフェイルオーバー可能な仕組みを実現してきました。
今回のXeonプロセッサを搭載したNonStop Xでは、ServerNetに代わるシステム間ネットワークにInfiniBnad FDR(4X)を採用。NonStop OSやNonStop SQLもXeonプロセッサ対応となりました。
日本HPは、NonStop Xにオープンテクノロジーを積極的に取り入れたことでLinuxやJBossを始めとするオープンソースソフトウェアとの親和性を高め、無停止サーバの適用領域を大きく広げるとしています。
あわせて読みたい
オープンソースのバルクデータローダー「Embulk」登場。fluentdのバッチ版、トレジャーデータが支援
≪前の記事
マイクロソフトの新しいレンダリングエンジン「Edge」、新ブラウザ「Project Spartan」「次期IE」両方のデフォルトに