Google、クラウドのベンチマークツール「PerfKitBenchmarker」と可視化ツール「PerfKitExplorer」をオープンソースで公開
Googleは、クラウド上で実行されるアプリケーションのベンチマークを行うツール「PerfKitBenchmarker」と、その結果などをダッシュボードからグラフ化するツール「PerfKitExplorer」をオープンソースとして公開したことを、ブログ「New open source tools for measuring cloud performance」で明らかにしました。
Googleのクラウドだけでなく、さまざまなクラウドを対象にベンチマークが可能。上記のブログでは次のように説明されています。
PerfKit is unique because it measures the end to end time to provision resources in the cloud, in addition to reporting on the most standard metrics of peak performance. You'll now have a way to easily benchmark across cloud platforms, while getting a transparent view of application throughput, latency, variance, and overhead.
PerfKitはクラウドのプロビジョニングにかかる時間を計測することに加え、ピーク性能の主要な指標もレポートするユニークなツールです。さまざまなクラウドのベンチマークを容易に取得でき、アプリケーションのスループット、レイテンシ、変動、オーバーヘッドなども取得できます。
PerfKitExplorerは、PerfKitの結果を可視化するツール。ダッシュボードからデータをグラフ化して見ることができます。
Googleはこのツールをリサーチャーや企業、大学などの協力の下に開発してきたと説明しています。協力した企業で名前が挙げられているのは、ARM、Broadcom、Canonical、CenturyLink、Cisco、CloudHarmony、CloudSpectator、EcoCloud/EPFL、Intel、Mellanox、Microsoft、Qualcomm Technologies, Inc.、Rackspace、Red Hat、Tradeworx Inc.、Thesys Technologies LLC。また、スタンフォード大学とMITは四半期ごとにベンチマークについての議論を行ってきたそうです。
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