Google Container Engineが正式版として公開。Dockerコンテナ群をKubernetesで管理するサービス
Googleは、同社のクラウド上でDockerコンテナ群の実行と運用管理を実現する「Google Container Engine」を正式サービスとすることを発表しました。
Google Container Engine(略称はGKE。Google Compute Engineの略称がGCEのため)は、Dockerコンテナの実行エンジンをクラウド上で提供するサービス。Dockerコンテナによってわずか数秒単位で迅速にコンテナをデプロイでき、多数のコンテナへとスケーラブルに成長させていくことが可能。
コンテナの管理には同社が開発しオープンソース化したKurbernetesを利用。Dockerイメージの複数ノードへの展開、クラスタとして複数ノードの起動や状態の監視、クラスタに対するリクエストのルーティングなどはKubernetesの機能を利用できます。
Googleは、同社のクラウドサービスが全てコンテナの上で稼働しており、毎週20億ものコンテナを起動していることを明らかにしています。Google Container Engineは、同社がそこから学んだものをベースに構築したものだとして、コンテナ運用の実績をアピールしています。
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