GitHub、Gitで画像や動画など大容量ファイルを扱える「Git LFS」(Git Large File Storage)正式リリース
GitHubは10月1日(日本時間10月2日早朝)、サンフランシスコで同社初の大型プライベートイベント「GitHub Universe」を開催しています。
その基調講演にて同社CEOのChris Wanstrath氏は、画像や動画、音声といった大容量のファイルをGitワークフローで扱えるGitエクステンション「Git LFS」(Git Large File Storage)の正式提供を発表しました。
Git LFSは4月にオープンソースとしてすでに公開済みで、今回はそれを正式版としたもの。
Gitはそもそもテキストファイルのコードを扱うことを前提にして差分や圧縮などの操作を行うように作られているため、デザイナやクリエイタなどが扱う画像や動画のような大容量ファイルの扱いは苦手でした。
Git LFSはGitの中に大容量ファイルへのテキストポインタを持ち、大容量ファイル自体はHTTPでGit LFSサーバへ転送するというものです。
料金は1GBまでは無料。50GBが月額5ドルから。転送料金も別途設定されているため、詳しくは料金表を参照してください。
同社はGitHubをプログラマだけでなく、IT以外にもデジタルデータを扱うさまざまな業種で利用するよう推進しています。Git LFSはそのための重要な仕組みと言えるでしょう。
GitHub Universe 2015
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