GoogleのモバイルBaaS「Firebase」がiOS/Android対応のオフライン機能を発表。React Nativeにも対応。Google I/O 2015
昨年10月にGoogleが買収したモバイル向けバックエンドサービスの「Firebase」は、モバイルデバイス間でリアルタイムにデータ同期を実現する特長、ユーザー認証機能などを備えています。
Firebaseを利用すると、あるモバイルデバイスで書き込まれたデータはバックエンドデータベースに保存されると同時に、リアルタイムで別のモバイルデバイスへも反映されます。複数人で書き込むチャットやソーシャルメディアのようなアプリケーションを簡単に構築できます。
使い方は、データベースをオブジェクトとして宣言し、書き込むだけという簡単さも特長の1つです。
iOSとAndroidに対応したオフライン機能
そのFirebaseが、iOSとAndroidのSDKでモバイルオフライン機能を発表しました。
通信がオフラインの時はローカルのデータベースにデータを書き込んでおき、オンラインへ復帰したときに自動的にバックエンドのデータベースと他のデバイスへ自動的にデータを反映する、という機能です。
オフライン機能の利用を宣言するだけで簡単に使えるようになっています。
また、オフラインになったときに備えてあらかじめ必要なデータをプリフェッチしておく「Keep Synced」も用意されました。
React NativeにFirebaseが対応
また、Facebookが発表したモバイル用ネイティブアプリケーション向けフレームワークの「React Native」にもFirebaseが対応したことも同時に発表されました。
Google I/O 2015
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