統合開発環境Eclipseの最新版「Eclipse Mars」リリース。Dockerイメージのビルドや管理可能、新インストールツールで導入も簡単に
Eclipse Foundationは、統合開発環境「Eclipse」の最新版「Eclipse Mars」をリリースしました。Eclipse Marsは本体となるEclipse 4.5に最新の周辺ツールを統合したもの。
Eclipse 4.5では、画面描画やコード補完、テキストサーチなど多くの部分で性能向上が実現。さらにJava 8におけるラムダ式の生成、コンパイラ性能の向上などJavaのIDEとしての機能も向上。JavaScriptやPHPなどもサポートしています。
Eclipse MarsはEclipseと周辺ツールを年に一度まとめてリリースする「Release Train」方式になって10年目の記念すべきリリースとなります。
そのほか、Eclipse Marsの主な機能は以下のとおり。
インストーラの改善、Dockerサポートなど
インストールが容易に
新プロジェクトのOompthの成果である新インストーラーによって、Eclipseと関連ツールの機能を目的に応じて選択してインストールすることが用意になりました。
Dockerイメージのビルドや実行などをサポート
Docker Explorerなどを搭載し、Dockerイメージのビルドや管理、実行などがGUIを通じて容易に。
モデル作図ツールの性能向上
モデル図を作成するツールがバージョンアップして「Sirius 3.0」となり、大規模な図を作成する際の性能や使い勝手が向上
Java 9のアーリーアクセス対応
Java 9のアーリーアクセスバージョンに対応。
プロジェクト管理ツールMavenのサポート強化
Javaのプロジェクト管理ツール「Apache Maven」をEclipseからより利用しやすくなりました。
あわせて読みたい
IT系派遣スタッフの時給は依然上昇中、SE/プログラマの派遣スタッフ平均時給は約2400円に。リクルートジョブス発表
≪前の記事
DockerをコアにしたPaaS基盤ソフトウェア「OpenShift Enterprise 3」、Red Hatが正式リリース