ミドクラ、Dockerに対応したネットワーク仮想化ソフト「エンタープライズ・ミドネット」発表。コンテナ単位で仮想ネットワークを構築可能に
ネットワーク仮想化ソフトウェアを提供するミドクラは、同社のネットワーク仮想化ソフトウェア「ミドクラ・エンタープライズ・ミドネット」最新版で、OpenStackの最新版「OpenStack Kilo」と、Dockerをはじめとするコンテナベースの仮想化をサポートしたと発表しました。
ミドクラ・エンタープライズ・ミドネットは、コモディティサーバ上で動作するソフトウェア。分散アーキテクチャを特徴とし、クラウド環境に最適に設計されたオーバーレイ型ネットワーク仮想化を実現します。
これまで仮想ネットワークは仮想マシン単位で構成、接続されるものでしたが、Dockerのようなコンテナ型仮想化の登場で、コンテナを単位とした仮想ネットワークを構築するという新たなニーズが出てきました。
ミドクラ・エンタープライズ・ミドネットは、そうしたコンテナ型仮想化に対応した仮想ネットワークに対応したもので、OpenStackのnova-docker連係を用いて実現しているため、OpenStack環境を前提にしています。
ミドクラによると現在Dockerのネットワーク機能を提供するlibnetworkに対応する作業を進めており、近いうちにOpenStack環境がなくともlibnetwork経由でミドクラ・エンタープライズ・ミドネットの仮想ネットワークを利用できるようになるとのことです。
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