Azureの新機能「Logic Apps」発表。SAP、Oracle、SFDC、Office 365、Dropbox、TwitterなどのAPIでワークフローを構築。モバイルとWebのバックエンドも統合
マイクロソフトは同社のクラウドサービス「Microsoft Azure」の新機能として、さまざまなサービスと連係したワークフローを構築する「Logic Apps」を発表しました。
例えば特定の時間にデータベースにアクセスしてデータを取り出す処理や、TwitterやFacebookへのポストをトリガーにしてCRMへアクションを指示するなど、さまざまなネットサービスを連係させつつトリガーとアクションを組み合わせたワークフローを構築できると説明されています。
Logic Appデザイナーによってワークフローは簡単に設定され、自動的に実行。Microsoft AzureでホストされているWebアプリケーションやモバイルアプリケーションの機能として簡単に組み込むこともできます。
Logic AppのバックエンドにはBizTalkを使うこともでき、より高度なオーケストレーションが可能。
スコット・ガスリー氏のブログにポストされた記事「Announcing the new Azure App Serviceによると、対応するサービスは以下の通り。SAP、Oracle、DB2、Informix、WebSphere MQ、Salesfoce、Marketo、SugarCRMなどの業務アプリケーションだけでなく、Office 365、SharePoint、Chatter、Twitter、Yammerなどのコミュニケーションツール、Dropbox、Box、OneDriveなどのファイル共有ツールなどにも対応しています。
Azure App Serivce
Logic Appsは、新しく発表された「Azure App Service」の一部です。
Azure App Serviceとは、これまでMicrosoft AzureのWebsitesやMobile Appsなどの機能をまとめたものです。Web Apps、Mobile Apps、Logic Apps、API Appsの4つで構成されています。
Web Appsは、Webサイトの構築だけでなく、Webアプリケーションのバックエンドとして.NET、Node.js、Java、PHP、Pythonに対応。Visual Studio、GitHub、BitBucketなどの開発ツールと連係、オートスケールなどの機能を提供します。
Mobile Appsはモバイルアプリケーションのバックエンドサービス。いわゆるBaaSを提供するもので、API AppsはWeb APIを実行するアプリケーションのためのサービスです。
参考
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