マイクロソフト、DockerコンテナとMesosを組み込んだ「Azure Container Service」プレビュー公開
マイクロソフトは同社が提供するクラウドサービス「Microsoft Azure」に、Dockerコンテナの機能とMesosによるオーケストレーション機能を含む「Azure Container Service」のプレビュー公開を発表しました。
Azure Container Serviceは、コンテナのデプロイ、オーケストレーションを容易に実現するフルマネージドなサービス。9月に行われたイベント「AzureCon 2015」で発表されており、数カ月以内にプレビュー公開されると説明されていました。
マイクロソフトはAzure Container Serviceを「広く人気のあるオープンソースのツールとテクノロジーでコンテナのホスティング環境を提供する」ことを目指すものだとしています。
これを実現するため、オーケストレーターが利用できる標準的なAPIをエンドポイントとして公開。例として、下記の図ではDCOS CLIを使うためにApache Mesosを用いつつ、Docker Composeを使うためにDocker Swarmエンドポイントも利用していると説明しています。
Azure Container Serviceでは現在のところLinuxのみをサポート。今後Windows Server Containerも利用可能になる予定。
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