AWS Device Farm、iOSデバイスの自動テスト環境を8月4日から提供開始
7月10日に発表されたばかりのAmazonクラウドの新サービス「AWS Device Farm」は、クラウドの向こう側で大量に用意されたモバイルデバイスの実機に対して、APIを通じて自動的にアプリケーションのテストを実行できるサービスです。
参考:[速報]Amazonクラウドが「AWS Device Farm」発表。モバイルの実機を大量に並べてテストを自動実行。AWS Summit 2015 New York
発表された時点では、AndroidとFireOSに対応したスマートフォンやタブレットの実機が用意されるとのことでした。
その発表から1カ月もたたないうちに、iOS対応のスマートフォンとタブレットの自動テスト環境も8月4日(米国時間)から提供されることが発表されました。
自動テスト環境として下記の自動化フレームワークに対応しています。
Amazonクラウドはモバイルアプリケーションの開発プラットフォームとして、バックエンドのアプリケーションだけでなくフロントエンドアプリケーションの開発効率を向上させる環境を充実させたことになります。これはGoogleやマイクロソフトなどほかのクラウドベンダにはなかなか真似することの難しいサービスなのではないでしょうか。
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