[速報]Amazonクラウドが「AWS Device Farm」発表。モバイルの実機を大量に並べてテストを自動実行。AWS Summit 2015 New York
Amazon Web Servicesは、米ニューヨークで開催中の「AWS Summit 2015 New York」の基調講演で「AWS Device Farm」を発表しました。
基調講演で紹介された内容のポイントを紹介します。
モバイルデバイスの実機を大量に並べてテスト
AWS Device Farmは、さまざまな種類の本物のデバイスを大量に並べて自動的にテストを実行するサービス。
幅広い種類のAndroidデバイス、Fire OSデバイス、スマートフォンもタブレットも用意している。
実機に対するモバイルアプリケーションのテストを、APIを通じて標準的なワークフローのなかで実現するものだ。
どう使うのか? まずモバイルアプリケーションをアップロードする。実際のアプリそのままでかまわない。
どのようなテストを行うのか構成する。テストフレームワークがあればそれを、あるいはランダムな入力で試すのか、そのほかの設定があれば行う。
どのようなデバイスでテストを行うのか、デバイスを選択する。
デバイスの状態、例えばネットワークはWifiかどうか、デバイスのロケーション、言語の設定などを指定する。
するとAWS Device Farm上でテストが実行され、レポートが出力される。この画面では、2つのテストに失敗し、それが赤で示されており、成功したテストが緑で示されている。どのテストに失敗したかなども示される。
テスト実行中のパフォーマンス、CPUやメモリの使用量などもレポート。
テスト実行中のスクリーンショットも取得。
AWS Device Farmは劇的にテストの手間を削減する。来週月曜日から利用可能になる。
すでに「AWS Device Farm」のページが公開されています。
(2015/7/14追記: 当初iOSデバイスにも対応と記述していましたが、Fire OSデバイスの間違いでした。お詫びして訂正いたします)
AWS Summit 2015 New York
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