AngularJSやTypeScriptサポート、モバイル対応、グリッドやグラフなど業務用JavaScriptコントロールを備えた「Wijmo 5」、グレープシティがリリース
グレープシティといえば、VBXと呼ばれたVisual Basicのカスタムコントロールの時代からソフトウェアコンポーネントに強いベンダとして知られています(当時の社名は「文化オリエント」でした)。
その同社が、ECMAScript 5に準拠し、AngularJSやKnockoutJS、TypeScriptなど最新のJavaScript技術との連携を強化したソフトウェアコントロール「Wijmo 5」(ウィジモファイブ)をリリースしました。
Wijmo 5の「5」はJavaScriptの新しい仕様であるEcmaScript 5からとったもので、ECMAScript 5のgetter/setterでコンポーネントのプロパティを操作するなど最新の仕様に準拠し、軽量かつ高速な動作を実現すると同時に、AngularJSやKnokoutJS、TypeScriptなどとの連携も強化。Wijmo 5自体もTypeScriptで開発されているとのことです。
Wijmo 5のコンポーネントはモバイルファーストで設計され、タッチインターフェイスとレスポンシブレイアウトが実装されています。
対応するWebブラウザはECMAScript 5に対応したモダンブラウザで、Internet Explorer 9以上、Firefox 4以上、Chrome 5以上、Safari 5以上、Opera 12以上。
グリッド、カレンダー、チャートなど業務用コンポーネント
Wijmo 5には、エクセルのスプレッドシートのように、グリッドレイアウト、データの入力、計算、ソートといった操作が可能な「FlexGrid」。プルダウンメニューやカレンダー、コンボボックス、オートコンプリートなど柔軟な値の入力が可能な「Input」。棒グラフ、折れ線グラフ、組み合わせグラフ、動的なグラフ表示などが可能な「FlexChart」や「Pie」「Guage」など、業務用のアプリケーションで活用できる多数のJavaScriptコンポーネントが用意されています。
また、モダンブラウザ以前のレガシープラウザのサポートのために、従来のjQueryウィジェット集である「Wijmo 3」も継続して販売、サポートしていくとのこと。
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