Amazonクラウドの最新価格表をJSONやCSVで取得できる「AWS Price List API」がリリース
クラウドはサーバインスタンスの起動から終了までをすべてAPIで操作できるだけでなく、ストレージもネットワークも、データベースやキューなど、さまざまなコンピュータリソースやアプリケーションをAPIで操作できるようにしてきました。
そしてAmazonクラウドが新しく発表した「AWS Price List API」は、Amazonクラウドで提供されているサービスの価格を取得できるサービスです。このAPIを使うことで、JSONもしくはCSVのフォーマットでサービス一覧とそれに関連した価格情報を取得できます。
APIの利用は簡単で、次のURLにアクセスすることでデータが取得できます。
https://pricing.us-east-1.amazonaws.com/offers/v1.0/aws/{offer_code}/
current/index.{format}
offer_codeはAmazonクラウドのサービスにユニークに割り当てられているコードで、Amazon EC2なら「AmazonEC2」、Amazon S3なら「AmazonS3」となっています。formatにはJSONもしくはCSVを指定します。
また、価格情報が変更されるたびにAmazon Simple Notification Serviceで通知を受けることもできるようになっているため、価格変更が行われたらそのつど最新の価格情報を取得する、といった処理が容易にできるようになっています。
サービスと価格がマシンリーダブルな形式で入手しやすくなったことで、価格変更に対して動的にクラウドの利用状況の最適化を提案するシステム、みたいなものが作りやすくなりそうです。
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