「Amazon Machine Learning」発表。クラウドで機械学習サービスを提供
Amazonクラウドはクラウド上で機械学習を提供するサービス「Amazon Machine Learning」を発表しました。
これはAmazon社内でデータサイエンティスト達が使っているのと同じものと説明されており、既存のデータ群から適切な機械学習モデルを作りだし(データからパターンを学習し)、そのモデルを新しいデータに適用して予測などを行っていくというもの。
高いスケーラビリティで日々何十億もの予測を行う能力を備え、リアルタイムに予測を生成できるとされています。
簡単に学習させられ、大規模処理も可能
Amazon Machine Learningのページでは、特長として5つの要素が示されています。
1つ目は、既存データをAmazon S3やRedshift、Amazon RDSなどから簡単に読み込んで学習させることができること。2つ目は、数秒でモデルを作成し、予測までできること。
3つ目は大規模な機械学習処理も高速に行える性能、4つ目は利用した分だけの安価な利用料、5つ目はすでにAmazon社内で実績のあるテクノロジーであること。
利用分野の例としては、不正検知、コンテンツのパーソナライゼーション、マーケティングキャンペーンの分析、文書解析、カスタマサポートの情報提供の自動化などの要素が挙げられています。
Microsoft Azureが先行
クラウドでの機械学習サービスは、マイクロソフトが今年2月にAzure Machine Learningを正式公開しています。大量のデータを用いつつ大規模処理によって学習し予測を生成していく機械学習サービスは、クラウドならではのアプリケーションといえるでしょう。
Amazon Machine Learningはすでに米国西リージョンで正式版の公開が始まっています。
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