新ストレージサービス「Amazon Elastic File System」(Amazon EFS)登場。NFSでマウント、ファイル容量にあわせて自動的にキャパシティが増減しプロビジョニング不要
Amazonクラウドは、新しいストレージサービス「Amazon Elastic File System」(Amazon EFS)のプレビュー公開を発表しました。
Amazon EFSは、Amazon EC2からNFSv4でマウントして利用するストレージサービスです。あらかじめ容量を決めてプロビジョニングする必要がなく、保存するファイルの大きさに対して自動的にキャパシティが増減していくのが特長。
また、同時に数千もの同時接続にも対応するスケーラビリティを備えていると説明されています。
自動的にキャパシティが増減、保存データの冗長性も
Amazon EFSは通常のNFSサーバと同じように振る舞うため、既存のアプリケーションは何も書き換える必要なくそのまま利用可能。フルマネージドサービスのため運用の手間は必要なく、前述のように保存されたファイルの大きさに応じて自動的にキャパシティが増減するため、残り容量を気にしたり、無駄な空き容量を心配するといったこともありません。最大でペタバイトまで増加できるとのこと。
SSDをベースとして構築されているため高性能かつ、接続数が増えてもスケーラブルに性能が向上するようになっています。幅広い種類のワークロードに使えるとのこと。
Amazon EFSに保存されたデータは複数のアベイラビリティゾーンにまたがって保存されるため、データの安全性も確保されています。
Amazonクラウドには、オブジェクトストレージのAmazon S3、ブロックストレージのAmazon EBS、データアーカイブ用のAmazon Glacierなどのストレージサービスがあります。
ここに新たに加わったAmazon EFSは、より使いやすく柔軟で性能も確保できるストレージサービスといえ、しかもプロビジョニングも不要です。これでさらにクラウドのストレージサービスの導入ハードルが下がり、カジュアルな用途で使いやすくなるのではないでしょうか。
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