[速報]Amazon API Gateway発表。スケーラブルかつセキュアに外部へAPIを公開するためのゲートウェイ機能を提供。AWS Summit 2015 New York
Amazon Web Servicesは、現在開催中のイベント「AWS Summit 2015 New York」で、新サービスとなる「Amazon API Gateway」を発表しました。
これを利用することで、Amazonクラウド上のアプリケーションやネットで公開されているアプリケーションからセキュアでスケーラブルなAPIを公開することができるようになります。ネット上でのサービス公開、モバイルアプリケーションのバックエンドサービスなどの用途に適しています。
基調講演での内容をダイジェストで紹介します。
スケーラブルでセキュアなREST APIを提供する
Twilio(API経由で電話をかけてメッセージを流せるサービス)のように、あなたの組織が持つビジネスナレッジをコンポーネント化して外の世界に提供することができるようになった。
そしてそうした組織が持つ専門性を組み合わせることで、あらたなアプリケーションが作れるが、APIを設定し、公開することは簡単なことではない。
そこで「Amazon API Gateway」を発表する。
Amazon API Gatewayは、スケーラブルでセキュアなREST APIのエンドポイントを提供するフルマネージドのサービスだ。EC2のアプリケーションでもLambdaアプリケーションでも利用できる。
使い方は、まずアプリケーションなどを用意し、エンドポイントとなるURLを設定する。
公開するREST APIのGET、PUT、POSTに対応するアプリケーションのメソッドを割り当てる。EC2のアプリケーションでも、Lambdaアプリケーションでも、ネット上のアプリケーションのプロキシーとしても設定できる。
バージョン設定などを行い、デプロイする。
Amazon API Gatewayの特徴の1つは、APIのスケーラビリティのためにAPIゲートウェイキャッシュを提供する。
また、CloudWatchのメトリックスでAPIの利用状況も監視できる。
つまりAmazon API Gatewayは、APIのバージョニング、メータリング、キャッシング、認証、JavaScript/iOS/Androidから呼び出すためのSDKも生成する。
これにより、スケーラブルでロバスト、セキュアなAPIを実現する。今日から利用可能だ。
参考:【AWS発表】Amazon API Gateway - スケーラブルなアプリケーションバックエンドの構築と実行
AWS Summit 2015 New York
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