20億行ものGoogleのソースコード管理/社内サーバゼロでメールをやめてSlack/AmazonクラウドのDynamoDB障害の原因ほか。2015年9月の人気記事
新入社員の頃に買った腕時計を修理に出したら、もう部品がないということで防水機能がなくなってしまいました。20年以上前の時計なので仕方がありませんね。というわけで、新しい腕時計を探しているところですが、腕時計を買ったら経費になるのかな、などとついつい個人事業主的な考えが出てしまいます。
さて、2015年9月の人気記事ランキングを紹介しましょう。
1位から3位
1位 20億行のコードを保存し、毎日4万5000回のコミットを発行しているGoogleが、単一のリポジトリで全社のソースコードを管理している理由
2位 社内サーバゼロ、フリーアドレス、メールをやめてSlack。クラウド専業SIerが模索するクラウド時代の働き方 夏サミ2015
3位 格安SIMによるドコモ回線をAmazonクラウド上でプログラマブルに制御。ソラコムがネットデバイス向けの新通信サービスを提供開始
1位になったのはサンノゼで開催されたイベントでGoogleが明かした同社のソースコード管理について。コードを管理するソフトウェアまで自社で開発しているその秘密の一端が明かされています。
2位はデベロッパーサミットで行われたサーバーワークス社長 大石氏の講演。自身が実験台となってクラウド時代の働き方にチャレンジしている様子が読者の興味をひきました。
4位から6位
4位 9月20日に発生したAmazonクラウドのDynamoDB障害。原因はセカンダリインデックス増大によるメタデータ処理のパンク
5位 マイクロソフト、OfficeのUIフレームワークを「Office UI Fabric」としてオープンソースで公開
6位 ケーブルを挿すとリセットのおそれがあるスイッチの問題が話題に
4位はAmazonクラウドが発表した障害報告をまとめたもの。本来はすぐに回復するはずだった小さなネットワーク障害が、なぜ大規模なデータベース障害へと発展してしまったのかが示されています。
7位から10位
7位 JUnitの開発が資金不足で行き詰まり。クラウドファンディングで寄付金を募集中
8位 [速報]VMware、仮想マシンを稼働させたままクラウド間を移動する「Cross-Cloud vMotion」を実現。VMworld 2015 US
9位 元AWSエバンジェリスト堀内氏が話す、クラウド時代に向き合うエンジニア像のこれから(前編) July Tech Festa 2015
10位 Herokuを任意のAmazon VPCに展開できる「Heroku Private Spaces」パブリックベータ公開。ついに東京リージョンのAmazon VPCでもHerokuが利用可能に
7位には、Javaのテストフレームワークとして有名なJUnitの資金問題について。成功しているように見える有名なプロジェクトであっても、金銭的な課題を抱えていることがあるのですね。
2015年9月の運営報告
毎月恒例の運営報告です。2015年9月のページビューはGoogle Analyticsによると40万7096、ユニークユーザーは19万8477でした。
9月のシルバーウィークを利用して、PublickeyのCMSをMovableType 5からMovableType 6へバージョンアップしました。CMSの大きなバージョンアップはPublickeyにとって2回目。何事もなく無事に終了しました。CMSが変わっただけなので記事として見える部分には何の変更もありません。
10月もがんばってよい記事を書いていきますので、引き続きご愛読のほどよろしくおねがいします。
あわせて読みたい
PHPのZend Technologiesを、開発ツールベンダのRogue Wave Softwareが買収
≪前の記事
オンプレミスでPaaSを提供する「Bluemix Local」、IBMがリリース。同期技術「Relay」で、つねにパブリックなBluemixと同じ環境にアップデート