2019年にはITインフラ市場の47%がクラウド関連に、IDCが予測
「クラウドITインフラへの投資は年間15.6%ずつ成長し、2019年には54.6ビリオンドルに到達、全ITインフラ投資の46.5%になる」、米調査会社のIDCは、ITインフラ市場についてこのような予測を発表しました。
つまり、ITインフラ市場(同社の定義ではサーバ、ストレージ、イーサネットスイッチへの投資)の半分近くがパブリッククラウドかプライベートクラウドになる、という予測です。
IDCによると、2015年のITインフラにおけるプライベートクラウドとパブリッククラウドへの投資の合計は、ITインフラ全体の約3分の1を占めます。成長率でみると、プライベートクラウドへの投資は前年比16.8%増、パブリッククラウドは32.2%増。一方で、非クラウドITインフラへの投資は前年とほぼ横ばいです。
2014年から2019年までの5年間、プライベートクラウドとパブリッククラウドを合計したクラウドITインフラへの投資は年平均15.6%で成長し、2019年には54.6ビリオンドル、全ITインフラ投資の46.5%に到達。
なかでもパブリッククラウドの成長率が最も高く年平均16.5%、プライベートクラウドの成長率が14%。一方で非ITインフラ投資はマイナス1.4%程度の成長になると、IDCは予測しています。
IDCによると、クラウドITインフラへの投資はあらゆる地域、あらゆる技術分野で起きており、特にパブリッククラウド事業者がデータセンターへの投資を積極的に継続していることが大きいとしています。
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