ストレージ市場の2015年第1四半期シェア調査、トップはEMC。ストレージアレイは減少しサーバ内蔵型が成長。米IDC
米調査会社のIDCがワールドワイドにおけるストレージ市場の調査結果を発表しました。シェア1位はEMC、2位はHP、3位はDellとなりました。
IDCのストレージ担当リサーチディレクターのEric Sheppard氏は調査結果について次のようにコメントしています。
Spending on traditional external arrays fell during the quarter while demand for server-based storage and hyperscale infrastructure was up strongly during the quarter.
この四半期において、従来の外部ストレージアレイへの支出は下落する一方で、サーバベースのストレージとハイパースケールインフラは力強い上昇を見せた。
ODMからクラウドやデータセンターへの提供が大きな伸び
コメントの通り、サーバベンダであるHPとDellが昨年と比べて売り上げの伸びを見せた一方で、ストレージベンダであるEMCとNetAppなどが売り上げを落としている点が目に付きます(IBMの2015年の値はサーバビジネスを売却した影響が含まれています)。EMCがVCEを買収するなど積極的にサーバ分野へ投資しているのは、こうした状況を見据えたところにあると言えそうです。
また、「ODM Direct」の項目は台湾などのODMベンダがクラウドやデータセンター事業者に直接提供している部分で、ここは大きな伸びを示しています。
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