トレジャーデータの分析エンジンを採用した「Yahoo! ビッグデータインサイト」提供開始。月1000万件60回クエリまで無料のプランも。IDCフロンティア
ヤフー傘下のIDCフロンティアは、ビッグデータの収集、保管と分析を実現するクラウドサービス「Yahoo! ビッグデータインサイト」の提供を開始すると発表しました。
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Yahoo! ビッグデータインサイトは、IDCフロンティアのクラウド基盤にfluentdやトレジャーデータのtd-agent、バルクアップローダーなどによってクラウドデータを収集、保存し、Hadoopなどの分散処理システムを組み合わせたトレジャーデータのデータ分析エンジンでデータの分析を行えるもの。
分析した結果はSQLやPig、REST API、ODBC/JDBCなどで得ることができます。分析処理基盤の性能はIDCフロンティア側でつねに最適化を行い、またデータは3重コピーによって保管されています。
利用者はビッグデータのためのインフラや分析ツールの構築や維持費用の手間を省け、数百億件ものデータであってもクラウド上の分散処理基板を活用してデータの保管と分析が可能です。
利用料金はいずれも初期費用が不要で、60回のバッチクエリ、1000万件のレコードまで月額無料のスタータープラン(ただし商用利用は不可)、アドホックなクエリや無制限のバッチクエリ、40億件まで対応するプレミアムが月額85万6000円など。
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IDCフロンティア、ヤフー、トレジャーデータは7月にビッグデータの領域で業務提携を発表しており、このサービスはその提携による具体的なサービスとなります。
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