マイクロソフト、「Windows Azure」の名称を「Microsoft Azure」に変更。正式発表
米マイクロソフトは同社のクラウドサービス「Windows Azure」の名称を「Microsoft Azure」に変更すると発表しました。日本マイクロソフトのエバンジェリスト佐藤直生氏のブログでも「「Windows Azure」から「Microsoft Azure」へ」というタイトルで紹介されています。
名称変更は2014年4月3日から。
Windows Azureがオープンなクラウドであることを示す
Windows Azureはその名称が示すように、登場時からずっと、Windowsとの高い互換性を利点としてきました。しかしクラウドの世界ではWindowsだけでなくLinux OSやそのうえで動くさまざまなオープンソースソフトウェアの重要性も高まってきており、マイクロソフトもこの数年、Windows AzureのうえでLinuxやオープンソースソフトウェアへの対応を積極的に進めてきています。
そして、Windows AzureがWindowsのためのクラウドではなく、オープンなクラウドプラットフォームであることを強くアピールするために選んだのが、Windows AzureからWindowsの冠を外すという今回の発表につながったのだと考えられます。
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