Windows Azure対応「クラウドデザインパターン」正式版が公開。可用性、データ管理、メッセージング、セキュリティなど8カテゴリで24パターン
米マイクロソフトがWindows Azureに対応したシステムのデザインパターン「Cloud Design Patterns」の正式版を公開しました。
作成したのはマイクロソフトのPatterns&Practiceグループで、今回公開されたのは全部で8カテゴリ24種類のパターン。残念ながら英語で記述されており、日本語化は検討中とのことですが、図版が豊富に使われているため見るだけでも概要が分かるでしょう。
8カテゴリ24パターン
今回公開されたのは以下の8カテゴリ。リンク先には、対応するデザインパターンが説明されています。
- Availability
- Data Management
- Design and Implementation
- Messaging
- Management and Monitoring
- Performance and Scalability
- Resiliency
- Security
例えば、Availabilityのカテゴリには「Health Endpoint Monitoring」「Queue-based Load Leveling」「Throttling」「Data Replication and Synchronization Guidance」「Multiple Datacenter Deployment Guidance」となっており、3つのパターンと2つのガイダンスが含まれています。
実際のデザインパターンはどういうものか、Health Endpoint Monitoringのページはこんな感じです。
どのような課題があり、それに対してどのようなソリューションを提供するのかがまず説明され、実際のデザインが図で示されています。このあと、デザインに対する詳しい説明と、検討すべきことなどがさらに続けて説明されます。
日本マイクロソフトのエバンジェリスト佐藤直生氏は、自身のブログにポストしたクラウドデザインパターンの公開を発表するエントリで、次のように書いています。
現在、「クラウド デザイン パターン」の日本語訳や、東京での「クラウド デザイン パターン」勉強会開催を検討しています。「クラウド デザイン パターン」に関するコメントやフィードバックは、「日本マイクロソフト IT アーキテクチャ」までお送りください。日本語訳や勉強会のアップデート情報も、このFacebookページでお知らせする予定です。
現在は英語版のクラウドデザインパターンですが、日本語版作成を検討中とのことです。
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