[速報]モバイル対応のデータ分析とビジュアルツール「WAVE」をセールスフォース・ドットコムが発表。Dreamforce '14
サンフランシスコで年次イベント「Dreamforce '14」を開催中のセールスフォース・ドットコムは、新サービス「Wave」を発表しました。Waveは同社のクラウドから提供されるデータの分析とビジュアライゼーションのためのツール。特に「ゲームにインスパイアされた」(同社会長兼CEO マーク・ベニオフ氏)というモバイル対応のUIは、ビジネスアプリケーションでありながら綺麗なビジュアルとアニメーションに凝ったものに見えます。
同イベントの基調講演から、WAVEについての解説をダイジェストで紹介します。
ゲームにインスパイアされた新しいUI
サンフランシスコ モスコーニセンターのホールに作られたステージに上がる、会長兼CEO マーク・ベニオフ氏。
データは爆発的に増大しており、いまあるデータの90%が過去2年のあいだにつくられたものだという。データを活用することが顧客を知るための新しい方法だ。
データ分析ツールはマイクロソフトやオラクルやSAPも提供してきたが、営業担当やマーケティング担当などのだれもが使えるものではなかった。
だから、この分野での新しいビジョンが必要だ。モバイルやソーシャルの新しいパワーを活用するような、大きなウェーブが必要だ。
そこでわれわれの「WAVE」を発表する。セールスフォース分析クラウドだ。
特長は3つ。誰でも使えるということ、モバイルでのビジュアライゼーションに優れていること、これはプラットフォームとなりISVだけでなく全ての人がデベロッパーになれることだ。
ゲームにインスパイアされたサクサク動く新しいUIを備え、大量のデータに対してスケーラブルに処理できる。
GE Capitalでの事例。Salesforceの情報だけでなくSAPのデータなども取り込んでいる。Informaticaからデータインポートもできる。
2014年四半期ごとの計画と実際のグラフ。
第4四半期が未達なので、グラフをタッチしてドリルダウン。地域ごとに見てみる。
割合が見やすいようにドーナッツグラフへ。グラフの形式をその場で変えることもできる。
セールスフォースのサービスと統合されているため、グラフをそのままChatterで送ることもできる。
必要なグラフを集めてダッシュボードをカスタマイズすることも。
これが出来上がったダッシュボード。
モバイルで見ることもできる。
このモバイルデバイスを持って客席へ行き、客先のモニタへAirPlayで飛ばせば、その場でプレゼンもできる。
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