ネットワーク仮想化市場を日本で立ち上げる、VMwareが本腰。日立、富士通、CTC、ネットワンを支援。認定資格の立ち上げも
ヴイエムウェアは日本国内におけるネットワーク仮想化事業の拡大を目的としたパートナーシップおよび認定資格の立ち上げなどの戦略を明らかにしました。
同社代表取締役社長三木泰雄氏は会見で「エンタープライズ企業のあいだでもネットワーク仮想化への期待が高まっている」と、同社の大規模ユーザーへのアンケート結果を引き合いに説明。一方で、コンピュータとネットワークの両方を習得した技術者はまだ十分ではないとも指摘。
これらの課題を解決し、データセンター事業者だけでなく大規模ユーザーへもネットワーク仮想化を導入していくために、VMwareに関する国内トップクラスのシステムインテグレータと協業すると発表しました。
ヴイエムウェアはすでにグローバルで展開しているパートナープログラム「Elite Initiative」を、日本でも展開。伊藤忠テクノソリューションズ、ネットワンシステムズ、日立製作所、富士通の4社をパートナーとして支援していくとのことです。
また、パートナープログラムとは別に、ネットワーク仮想化導入に向けたコンサルティングサービスも提供を開始。技術的な検証の支援、導入や運用の支援などを行います。
年内にはネットワーク仮想化に関する認定資格の立ち上げも表明しました。内容はVMware NSXが中核になる予定です。
余談ですが、今回の記者発表会場はペニンシュラ東京。IT系の記者発表会場として使われることは滅多にないクラスの高級ホテルです。この会場を選んだ理由は「それだけ気合いが入ってる発表だから」(広報担当者)だそうです。
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