ビットアイルデータセンター、SoftLayerとの専用線接続サービスを開始。AWS、Azureなどに続き
データセンター事業社のビットアイルは、IBMのクラウドサービスであるSoftLayerとの専用線接続サービス「BI-Direct Access for SoftLayer(仮称)」を5月に開始すると発表しました。
同社は2012年12月に、Amazon Web Servicesとも同様の専用線接続サービス「BI-Direct Access for AWS」の提供を開始しており、また2013年4月にはMicrosoft Azureと仮想プライベートネットワークで接続し連係するサービス「CLOUD CENTER for Windows」を発表するなど、自社データセンターとパブリッククラウドとの連係を深めています。
「BI-Direct Access for SoftLayer(仮称)」は、品川にあるSoftLayerのアクセスポイントとビットアイルのデータセンターを専用線で接続するもの。データセンターからSoftLayerのクラウドに対してセキュアで低レイテンシな接続を実現します。
SoftLayerはデータセンター間トラフィック無料
現在のところSoftLayerのデータセンターは海外にしかなく、国内に置いておきたいサーバとSoftLayerのクラウドを高速に連係させたいといった場合に、こうした専用線接続サービスは向いているでしょう。
また、SoftLayerはデータセンター間のトラフィックが無料という特徴があるため、それを活用できると発表資料で指摘されています。
特に、SoftLayerがグローバルで展開するSoftLayerのデータセンター間の無料高速ネットワークを活用することで、海外に展開するシステムと日本国内のシステムとのセキュアな連携を低コストかつ容易に実現でき、グローバルな事業展開をサポートするIT基盤を構築しやすくなることが期待出来ます。
IBMは年内にSoftLayerの日本データセンターを設置すると発表しており、そうなるとこの専用線接続サービスは、そのままビットアイルとSoftLayerの国内データセンター間接続に使えることになるはずです。
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