企業内ソーシャルネットサービス、国内市場は2014年に26億円、3年後の2017年には44億円に拡大の見通し、デジタルインファクト
シード・プランニングが運営する調査機関のデジタルインファクトは「社内SNS」に関する市場調査の結果を発表しました。
同社によると社内ソーシャルネットサービスは2000年代後半から大企業向けのオンプレミスサービスを皮切りに普及が始まり、その後手軽に利用可能なクラウドサービスが提供されてきたため、利用が穏やかに広がりつつあるとのこと。これにより、大手企業だけでなく中小企業での利用も進んでいます。
2014年の社内ソーシャルネットサービスの市場規模は26億円。これが3年後の2017年には44億円に成長すると予想されています。
社内ソーシャルネットサービスの製品は大きく2つに分類されると同社は説明しています。1つは「ポータル型ソーシャルネットサービス」で、主に全社員が利用し、ほかの業務ソフトとの連係なども想定したもの。もう1つは、主に部署やプロジェクトなどのビジネスユニット単位など少人数からの利用を想定し、コミュニケーションや情報共有を促進することを主な目的とするもの。
前者はマイクロソフトのYammerやセールスフォース・ドットコムのChatterなどが代表的な製品。
後者はTalknoteやgamba!などが代表的な製品とされています。
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