SAPジャパン、東京と大阪に「SAP HANAクラウドデータセンター」開設を発表。インメモリで基幹業務に対応
SAPジャパンは今日4月7日、東京と大阪にそれぞれ「SAP HANAクラウドデータセンター」を開設したと発表しました。同社がグローバルに展開するクラウドサービス「SAP HANA Enterprise Cloud」の国内データセンターとなります。
SAP HANA Enterprise Cloudは、基幹業務向けクラウド基盤「SAP HANA Cloud Platform」の上で提供されるクラウドサービス。インメモリコンピューティングによる高速処理や、物理サーバがプロビジョニングされる点などが特徴です。
以前は、同社が提供する人事系クラウドサービスのSuccessFactors、中堅規模向けの統合業務ソフトをクラウドで提供するSAP Business ByDesignなど、それぞれ別々のクラウド基盤で提供されていましたが、2年前に同社のクラウドサービスはすべて「SAP HANA Cloud Platform」で統一されるようになりました。
マネージドサービスも提供
SAP HANA Enterprise Cloudでは、同社の基幹業務向けシステムのBusiness SuiteやBIソフトウェアのNetWeaver Business Warehouseなどのソフトウェアがサービスとして提供されるだけでなく、SAP HANAデータベースのマネージドサービスも提供され、カスタムアプリケーションを運用することも可能です。
SAP HANA Enterprise Cloudは、すでに4月1日開設済み。基幹業務のクラウドへの移行が加速されるのかどうかが注目されます。
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